コピーライターである糸井重里さんがゲームデザインを手掛けたRPGとしても有名な「MOTHER」。シリーズの第1作目です。
不朽の名作として今もなお評価されているこのゲーム。
「MOTHERは名作」という感想をいろいろなところで目にします。
ここでライトゲーマーの僕に一つの疑問が浮かびました。
「なんで名作って言われてるの?」
この記事では、MOTHERが名作と呼ばれる理由について、プレイした感想を交えながら考察していきます。


何故名作と呼ばれるのか
主人公は家族と一緒にアメリカの田舎町「マザーズデイ」で暮らす少年。
ある日突然発生したポルターガイスト現象をきっかけに、彼は冒険に出るのでした。
基本的には一般的なRPGと同じく、エンカウントするモンスターたちを倒しながら冒険を進めていきます。

僕はこの『MOTHER』を、大人になってから初めてプレイしました。
発売は1989年。ファミコンのゲームですから、今の感覚でプレイすれば物足りないと感じるのは当然のこと。
しかしそれを差し引いても、なぜ「名作」と呼ばれているかははっきりしませんでした。
もちろんつまらなかったわけではなく、むしろ全編通してとても楽しくプレイできました。
ただ、ゲームをクリアした後に思い返してみると、名作といわれる理由がわかるような、わからないような。
そこで今回は、プレイを振り返りつつ「名作」と呼ばれる理由を考えてみます。
子どもたちが過ごす日常の延長としての冒険
このゲームの感想としてよく見るのが、「深く感情移入できた」というもの。
あるインタビューで糸井さんは、「ドラクエのように剣と盾を持った勇者が旅する西洋風の世界観ではなく、普通の子供が日常の延長として冒険をするRPGが作りたかった」という話されていました。(少々意訳かもしれませんが…)
かつてのプレイヤーが強く共感できたのは、この「日常の延長として冒険する子どもたち」という表現の成すところなのでしょう。

ここからわかるのは、『MOTHER』は子供たちの目線で作られたゲームであるということ。
つまり、子どもたちにとっての『MOTHER』と大人にとっての『MOTHER』では感じるものが全く違うのです。
子供たちにとっては、まるで自分が冒険に出ているかのようなゲーム体験。
ですが、僕にとってはどちらかというと、ノスタルジーを感じるゲームでした。
懐かしさを感じるのは昔のゲームだからかなぁ、とも思っていましたが、実際にはゲームの内容がそのように仕組まれていたからだったのだと、今にしてみれば思います。
子ども達に向けたRPG
子どもの視点で考えると、ここまでプレイヤー自身の目線に近いRPGってあんまりないんじゃないでしょうか。
当時であればなおさら。子どもたちがこのゲームに胸を熱くする様子が浮かびますね。
こうして考えてみると、やはり「MOTHER」は名作と呼ぶべきゲームだと、改めてそう思います。
子どもの頃にプレイした方は、大人になった今、改めてプレイしてみると、また違った楽しみ方ができるかもしれませんね。


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