2014年のアメリカ映画。
第二次世界大戦におけるイギリスの暗号解読班をモデルとした映画で、実話をもとにしています。
印象に残る面白い映画だったので、感想を書いていきたいと思います。
あらすじとキャラクター
主演は、イギリスのテレビドラマ「シャーロック」や「ドクター・ストレンジ」で有名なベネディクト・カンバーバッチ。ヒロインは「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのヒロインも演じているキーラ・ナイトレイです。
解読不可能といわれたドイツの暗号「エニグマ」を解読するために集められたメンバーたちが、戦争を勝利に導くため奮闘する、というお話です。
主人公がとても変わった人で、彼と周囲の人間たちとの関係性も見どころの一つとなっています。
戦争の話、しかも実話と聞いて、最後までついていけるだろうかと不安ではありましたが、丁寧で分かりやすく、その界隈に造詣の深い方でなくともすらすらと内容の入ってくる映画でした。
メッセージ性の強い作品
ストーリーにはいろいろなテーマが込められていましたが、最後のシーンを見ると、当時の同性愛者弾圧に対する批判が一番強いメッセージだったのかな、と思います。
わざわざ画面上に文章として表示してますからね。
とはいえ、それだけではないでしょう。そういった性の問題はもとより、この映画は広くマイノリティへの在り方や理解についてをテーマとしているのではないかと思います。例えば、主人公がアスペルガー症候群(最近は自閉症スペクトラムと呼ぶのが主流かもしれません)であること、人間関係を築くのが苦手なこと、学生時代にいじめられていたこと、そして同性愛者であることなど。
本人にとっては普通のことが世間に認められず反感を買うことは現代においても多々あります。
しかし彼ら、彼女らが持つ個性や能力は本来、正当に評価されるべきものです。この映画を通して、そのようなメッセージが垣間見えたような気がしました。
まとめ
メッセージ性は強いですが、かといって難しい話というわけではなく、しっかりとエンターテイメント作品として仕上がっている作品です。
ベネディクト・カンバーバッチの演技は必見です!
見たことのない方はぜひ一度見てみてください。
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