ちょっと気になっていたので観に行ってきました。僕は特別シティーハンターが好き!というわけではないんですけど、内容としてはそれなりに満足です。
ネタバレありで感想やらなにやらを綴っていきます。
シティーハンターって?
シティーハンターは、1985年に『週刊少年ジャンプ』で連載開始した北条司先生の漫画です。
TVアニメは1987年にスタートしました。
新宿でボディガードや殺しなどを請け負うスイーパー「冴羽獠」が、美女からの依頼を受けて遂行するというお話です。
今回の映画はシティーハンターのことを全然知らなくても楽しめますが、ファン向けの展開が多いので知っていた方が面白いのは確かです。
オリジナルの面々を起用した豪華なキャスティング
今回の映画の見どころの一つは、声優陣が当時と同じであること。
冴羽獠役の神谷明さん、槇村香役の伊倉一恵さんをはじめとして、当時と同じ声優陣を起用しています。
加えて、依頼人となる進藤亜衣役には本作が声優初挑戦の飯豊まりえさん、IT企業経営者であり香の幼馴染である御国真司役に山寺宏一さん、特別出演としてチュートリアル・徳井義実さんが参加されていて、新鮮さもあるキャスティングとなっています。
監督は初代アニメの監督でもあったこだま兼嗣さん。全体的に豪華な面子です。
公式ホームページにはオリジナルメンバーと新しいメンバーが入り混じった布陣だと書いてありましたが、どちらかといえばほとんど当時のままのメンバーであり、ファンにしてみれば非常に期待値の高い作品となっています。
時代設定は現代へ…だが掲示板は健在!
概要に書いたとおり、シティーハンターは80年代後半から90年にかけて展開していた作品です。
当然、作中の設定は当時のものであるわけですよ。
これを2019年にやるにあたって、当時のままいくのか、今に寄せるのか気になってたんですが、がっつり現代の設定にしてきましたね。
そうなると気になるのが例の掲示板。現代の新宿駅にもう掲示板はありませんから、シティーハンターの代名詞ともいえるこの掲示板をどう表すのかなーと思っていたら、現代らしくスマホを使用したAR空間になってましたね。
例の掲示板があった場所をスマホアプリを通して見ると、掲示板が現れます。そこにメッセージを書き込むことができるのです。
普通のメッセージも書かれていたので、シティーハンターへの依頼専用というわけじゃなさそうです。若者の間で使われている、ちょっと遊び要素の入ったコミュニケーションツールといったところなのでしょう。
わりと違和感なく受け入れられました。
執拗に主張してくる「もっこり」
シティーハンターといえば…というか冴羽獠といえばこれなんですけど、めちゃくちゃ出てきます。しつこいほどに。
かっこいいオープニングムービーの最後に出てくるのは「ちょっと…!」って感じでした。
けどまあ、シティーハンターらしいといえばらしいですね。
ファン向けのサービス!キャッツアイが登場
ファンサービスの一つとして、同作者の別作品であるキャッツアイのメンバーが登場します。
この情報は事前に知っていたのですが、顔出す程度かと思ってたらわりとしっかり活躍します。あの有名なキャッツアイのテーマソングが流れる中でのアクションには胸が熱くなりました…!
歴代テーマソング乱れ打ち
ラストの怒濤のアクションシーンでは、歴代のテーマソングが次々と流れます。もう本当に次々と。
やっぱりクライマックスで歌が流れる演出ってのは、どれだけベタだろうと熱いですね!めっちゃテンション上がりました!
ただね、ここではGet Wildが流れないんですよね。まあおそらく理由があって、それは後述するのですが、個人的にはこのテンション最高潮の時にGet Wildを流してほしかったです。
エンディングはやっぱり「Get Wild」!
エンディングは「Get Wild」からの入り。これは痺れました。
これがやりたかったからアクションシーンでは流さなかったんでしょうね。
エンディングの映像がまた熱くて、話数とともに昔のエピソードが流れる演出なんですよ。非常に良かったです。
むしろ全編通して個人的にはここが一番良かったです。
ただGet Wildは1番が終わったあたりでフェードアウトして、別の曲になってしまうんですよね。それはちょっともったいなかった気がします。個人的にはこのテンションで最後まで終わってほしかったなぁ…と思いました。
ファンなら必見!嬉しい演出のオンパレード!
ここまで読んでいただけたらわかるかもしれないですが、終始ファン向けな印象のある映画でした。
僕はちょくちょく見たことがある程度だったので、そもそもこのシティーハンターという作品にそこまで思い入れがなく、ファンサービスの恩恵はあまり受けられませんでした。
僕が少し不満に思った点も、ファンからすれば良いものだったのかもしれません。
というわけで、今作は昔からのシティーハンターファンにとっては嬉しい展開がてんこ盛りで、ファンなら絶対に見るべき!という作品でした!
気になった方はぜひ劇場に足を運んでみてください!
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