BIOSHOCKシリーズの2作目。
1作目ではたびたび敵として現れてプレイヤーを恐怖に陥れたビッグ・ダディ。
バイオショック2ではなんとあのビッグダディが主人公となります。
初代バイオショックのレビューや考察は別の記事で書いているので、興味のある方は是非ご覧ください。
ジャンル | FPS、アクションRPG |
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ハード | PC、Xbox360、XboxOne、PS3、PS4、Nintendo Switch |
発売日 | BioShock2 2010年2月9日(アメリカ) 2010年3月4日(日本) BioShock Collection 2016年9月15日(XboxOne、PS4、PC) 2020年5月29日(Switch) |
開発元 | 2K Marin Digital Extremes 2K Boston/2K Australia 2K China Arkane Studios |
発売元 | 2K Games(アメリカ) ディースリー・パブリッシャー(日本) |
プレイ時間 | ストーリークリアまで15時間程度 |
どんなゲーム?
前作と同様、銃と超能力を駆使して戦うFPSです。
前作から約10年。
大西洋海岸で相次いで発生している少女の失踪事件がラプチャーに関係していると悟ったテネンバウム博士は、真相を探るため再びラプチャーを訪れます。
時を同じくして、突如蘇生するプロトタイプのビッグダディ「デルタ」。
テネンバウムからの通信を受け、 リトルシスターのエレノアを救出するため主人公は海底都市ラプチャーを探索することとなります。
プレイヤーはこのビッグダディ「デルタ」を操作して進んでいきます。

丸腰で戦場に放り出される1作目と比べて今回はボディがしっかりしてるので、前作のような「武器もない中で戦うの!?」という恐怖は薄れました。
街の雰囲気や敵のビジュアルも前作と比べるとマイルドです。
個人的にはホラーがあまり得意ではないので、これぐらいがちょうどよかったです。
グラフィックやキャラクターがより魅力的に
ゲームとしての面白さは前作よりも断然上です。
まずグラフィックの進化がすごい。
前作はグラフィックのせいでかなり不気味だったリトルシスターがちゃんと女の子らしくなっていたのが一番のポイント。

そして海底の美しさ。
前作は海底都市という舞台でありながらあまり海は出てきませんでした。
対して、今作ではマップ移動の過程で実際にそこを歩けるという演出があり、海底都市を探索している実感がありました。
殺伐としているラプチャーの雰囲気と美しい海底とのギャップには胸を打たれました。

また、キャラクターも魅力的です。
1の時も個性豊かなキャラクターが多かったのですが、今回も負けてません。
今作の事件の発端であるソフィア・ラム。
彼女も1のフォンテインのようにたびたび通信で語りかけてくるのですが、その高慢さがいかにも「悪い女ボス」って感じでテンションが上がりました。
またネタバレは控えますが、本作の目的であるエレノアも非常に魅力的です。
こうして見ると、今作は女性に焦点が当てられているのかもしれません。
前作に比べるとストーリーは物足りない
操作性はとても良くなってました。
ただ、これについては前作の操作性が悪いというのが強いですね。
それでも、プレイする上でのストレスはかなり軽減されたので良し。
クオリティの高い作品だからこそ、不満に感じる点もあります。
本作で言えば、特にストーリーの盛り上がりが少ないというのが個人的な感想。
テンションが上がる場面はあったのですが、全体を通して見るとわりと単調だったと思います。
前作でどんでん返しの衝撃的な展開を経験しているので、ハードルが上がっていたというのもありますが、肩透かしを食らった感じでした。

まとめ
良い点も悪い点も書いたんですが、全体として見れば非常に面白い作品でした。
前作をプレイしたという方は是非バイオショック2もプレイしてみてください!
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