【レビュー】『逆転検事』 刑事ドラマのようなシナリオに引き込まれる

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逆転裁判シリーズ、すごく好きなんですよ。

なんでもないことが実は伏線だったり、最後にどんでん返しがあったり、非常に引き込まれるシナリオです。キャラクターも魅力的。

シリーズの外伝作品に当たる『逆転検事』についても、発売当時から存在は認識してました。
ですが、弁護士じゃないことや操作がRPG風だったことから、あまり惹かれず。
プレイしたのは発売からだいぶ経ってからでした。

とはいえ、いざやってみるとやっぱり面白い。
今回は『逆転検事』の面白さについて、実際にプレイした感想を交えてまとめます。

ジャンル 推理アドベンチャー
ハード ニンテンドーDS、iアプリ、EZアプリ、iOS、Android
発売日 2009年5月28日
開発元 カプコン
発売元 カプコン
プレイ時間 ストーリークリアまで20時間程度

刑事ドラマのようなシナリオ展開

伏線の張り方とその回収は流石といった感じ。
関係なさそうな序盤の話から最後までちゃんと繋がるようになってます。

ストーリーだけで言えば逆転裁判シリーズよりも面白かったかも。
あちらは弁護士側の視点ですが、こっちは検事、いわゆる警察側なので、刑事モノっぽい雰囲気だったのが印象的です。そのせいか、内容は逆転裁判よりシリアス寄り

いろいろな情報を聞き取って推理しながら犯人を追い詰めていく展開は、まさに刑事ドラマを見ているようでした。
少しずつ真相に近づいていくストーリー展開に、どんどん惹き込まれていきます。

主人公は検事というよりも探偵に近い

先述したとおり、得た情報から推理して犯人にたどり着くというゲーム性なので、探偵のゲームといった感覚でした。

また、逆転裁判と違って法廷パートがないため、舞台演出という意味で少し盛り上がりに欠けた印象。

逆転裁判では、法廷という不特定多数の人が見ている舞台の上で戦います。
だからこそ敵も逃げられず、言葉やロジックで戦うしかない。それが熱くて好きでした。

一方、今作は法廷ではなく現場で犯人を追い詰めていくので、場としての盛り上がりは物足りなかったかも。

正直、主人公が検事であるからこそのギミックはほとんどなく、やはり探偵に近い。
あくまで「御剣検事が主人公のゲームを作ろう」という出発点から構築されていったゲームなのかな、という印象。

とはいえ、ストーリー的にはしっかり検事であることが活きてくるので、ちゃんと意味はありました。

「ロジック」システムについて

捜査で得た情報をもとに、新たな情報を導き出す「ロジック」システム。

このシステムが、個人的にはちょっとわかりづらかったです。

明らかに「これとこれが関係する!」と思っても、システムの都合上、その前に一度別の考えと組み合わせないといけなかったり。

難しいとは思いますが、プレイヤーのひらめきが遮断されるような感覚もあり、少し納得しづらい要素でした。

ゲームとしてはやっぱり面白い

いろいろと思うところはありましたが、トータルで見ればとても面白くプレイできました。

結局のところ、「逆転裁判シリーズ」に対して期待が高すぎるだけで、面白さは確かなものです。

キャラクターが追い詰められてフォルムチェンジする、というシリーズ恒例の演出はやはり熱い!

最後はちゃんと盛り上がって終わらせてくれたし満足です。

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