ゲームを購入する際、パッケージ版とダウンロード版、どっちが良いの?という話をよく聞きます。
どちらもメリット/デメリットはあるものの、
個人的には値段が安く、入れ替えの手間もないダウンロード版がおすすめです。
しかしダウンロード版を購入するには保存するための空き容量が必要。
そこで出てくるのがmicroSDカードです。
今回はニンテンドースイッチで使うための
microSDカードを購入するときにチェックすべきポイントをまとめます。
「SDカードなんてどれも同じじゃん?」と思ったアナタ。
よくわからないまま適当にmicroSDカードを購入してしまうと、
最悪「Switchに入れても使えない!」なんてこともあり得ます。
事前に最低限の知識を付けて、失敗しないようにしましょう。
Nintendo Switchに対応しているか
一番大事なのはこれ。
ニンテンドースイッチで利用できるmicroSDカードなのか、というところです。
Switchで利用できるのは『microSDカード』
そもそもSDカードには、大きさによって以下の2種類があります。
- SDカード
- microSDカード
このうち、ニンテンドースイッチで使えるのはmicroSDカードです。
間違えないようにご注意ください。
microSDカードの種類はどれでもOK
microSDカードは容量によって種類が分かれています。
- microSDメモリーカード(容量:~2GB)
- microSDHCメモリーカード(容量:4GB~32GB)
- microSDXCメモリーカード(容量:64GB~2TB)
これら3種類すべてNintendo Switchで使用できます。
なので、microSDカードの種類を気にする必要はありません。
転送速度をチェック!
Switchに対応していればそれで良いのかというと、そうではありません。
快適にプレイするためにはさらにチェックすべきポイントがあります。
それが、データの転送速度。
データの転送速度はmicroSDカードによって異なります。
転送速度が速いということはゲームのセーブやロードが速いということ。
当然、速ければ速いほどプレイが快適になります。
逆に転送速度が遅いと、セーブやロードに時間がかかり、ゲームプレイに支障をきたしますので注意。
「じゃあどれくらいの性能だったらいいの?」と思いますよね。
実は任天堂から「高速なmicroSDカードの目安」が挙げられています。
それがこちら。
・UHS-I(Ultra High Speed Phase I)対応
Nintendo公式サイト Nintendo Switch サポート – microSDカードについて より抜粋
・読み込み速度 60~95MB/秒(読み込み速度が速いほど、Nintendo Switchをより快適に遊んでいただけます)
この目安に沿って、少し細かく解説していきます。
UHS-I対応のものを選ぶ!
microSDカードには転送速度の性能を表す定義があります。
任天堂が推奨している「UHS-I」というのは、この定義のことです。
より高性能なものに「UHS-II」「UHS-III」があり、性能が高ければ高いほど価格も上がります。
が、ここで注意。
Nintendo Switchが対応しているのは「UHS-I」までです。
「UHS-II」以上のSDカードを使用しても、Nintendo Switchでの転送速度はUHS-Iと変わりません。
これは公式サイトにも記載されています。
※UHS-II(Ultra High Speed Phase II)規格には対応しておりません。microSDカード自体は使用できますが、UHS-II規格の読み込み速度でご使用いただくことはできません。
Nintendo公式サイト Nintendo Switch サポート – microSDカードについて より抜粋
まとめると、こういうこと。
- 性能がUHS-Iより低い → データの転送速度が遅い。
- 性能がUHS-Iより高い → Switchに対応していない。(しかも値段は高い)
つまり、安く快適にプレイするには「UHS-I」のmicroSDカードがベスト!ということです。
読み込み速度が「60~95MB/秒」より速いものを選ぶ!
「UHS-I」のmicroSDカードを買えばよいということはわかりました。
しかし、実は同じ「UHS-I」対応でも転送速度には差があるのです。
そのため、microSDカードの転送速度もしっかりチェックしましょう。
パッケージやネットショップでの購入ページに、以下のような記載があるはずです。

これをチェックしてください。
「読み込み(読み出し)速度」が60~95MB/Sであれば、任天堂が提示した条件を満たしています。
ちなみに、読み込み(読み出し)速度はロード、書き込み速度はセーブの速さに影響します。
この速度は速ければ速いほど快適になります。
その分価格は上がりますが、可能ならば速いものを選びましょう。
SDカードの容量について
さて、次に考えるのは容量です。
始めに結論を言うと、Nintendo Switchで使用する場合のおすすめ容量は128GB以上です。
というのも、最近のゲームはデータ量が大きく、容量の小さいmicroSDカードではすぐに足りなくなるからです。
その場合は新しいmicroSDカードの購入が必要になりますので、結果的に高額になる可能性も。
128GBあれば、データ量の大きなソフトもたくさん保存できるので、安心して長期間利用できます。
【参考:有名タイトルのダウンロードに必要な容量】
あつまれ どうぶつの森 | 6.6GB |
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL | 15.7GB |
スーパーマリオ オデッセイ | 5.7GB |
マリオカート8 デラックス | 6.8GB |
スプラトゥーン2 | 5.5GB |
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド | 13.4GB |
モンスターハンター ライズ | 7.2GB |
New ポケモンスナップ | 6.0GB |
おすすめのmicroSDカード
以上の情報を踏まえて、おすすめのSDカードを紹介します。
HORI「microSDカード for Switch」
「任天堂ライセンス商品」と記載されている通り、任天堂から認可されたmicroSDカードです。
公式に認められているので信頼性は抜群ですが、その分値段がかなり高めです。
どうしても信頼性の高い商品を使いたい、という方にはおすすめ。
サンディスク「ウルトラシリーズ」
サムスンのmicroSDカード。
Nintendo Switchでの動作確認済みとなっており、安心して利用できます。
転送速度も申し分なく、快適なゲームプレイが見込めます。
値段もかなり安めなので、コスパを求める方にはおすすめです。
下で紹介しているサムスン製のものとどちらを買うかはお好みで。
Samsung EVO Plus
サムスンのmicroSDカード。
こちらもNintendo Switchでの動作確認済みなので安心です。
サンディスク製のものと比べると少しだけ高いですが、誤差の範疇。
その分性能もちょっとだけ上です。
が、Nintendo Switchで使う分には体感としての変化はないでしょう。
SDカードで快適なゲームライフを!
これで間違えずにスイッチ用のSDカードを購入できます。
一定の条件さえ満たしていれば、あとはそれほど差がないので失敗することもないでしょう。
それでは、快適なゲームライフを!
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