【レビュー】『Potion Craft』 ポーション作成の最適解を探る錬金術シミュ

ゲーム
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じんわり話題になっていた本作。
まだ早期アクセス期間中のため、現時点ではボリュームが小さめですが、それでも十分面白いです。

逆に言えば、これから続々と新しい要素が追加されていくので、個人的に期待している作品。

ジャンル 錬金術師シミュレーター
ハード PC(Windows)
発売日 2021年9月22日
開発元 niceplay games
発売元 tinyBuild
プレイ時間 8時間程度

どんなゲーム?

「錬金術師シミュレーター」と銘打つ本作ですが、実際にはタイトルの通りポーションを作って売るのがメインです。

以下のような流れで進めていきます。

  • 裏庭で薬草を回収
  • 薬草を使ってポーションを作る
  • 客にポーションを売る

お客さんがいなくなればその日の営業は終了。
ベッドで眠って1日を終えるもよし。
自主的にポーションの研究を進めるも良しです。

最適なポーション作成手順を探る

薬草を大鍋に入れると、錬金術マップ上に点線が表示されます。
大鍋をかき混ぜると、アイコンが点線に沿って進行

アイコンを特定の場所まで移動させるとポーションを完成させることができます。

点線の形は薬草によって異なります。
そのため、目的のポーションを作成するには異なる薬草を上手く組み合わせるのがポイント。

また、調合の手順による影響もあります。
例えば薬草をすりつぶせば点線の長さが伸びますし、基剤(水など)を加えるとアイコンの位置がマップ中心に向かって進みます。

こうして目的のポーションにたどり着くために試行錯誤するのがこのゲームの面白いところです。
目的地のアイコンと重なればポーションの作成はできますが、位置が合っていればいるほどポーションの品質も高くなります。

高品質を求めると難易度も倍増。やりごたえがあります。

つまりこのゲームは、
最低限の材料で高品質なポーションを作成する手順を考えるゲームです。
これがすべて。シミュレーションというよりはパズルゲームと捉えた方が良いかもしれない。

望み通りのポーションが完成した時には大きな達成感があります。

客のニーズに合わせたポーションの販売

ただ好きなものを好きなように作っていれば良いかというと、そうでもありません。

作成したポーションをお客さんに売るのが目的です。
ここではプレイヤーの営業スキルが試されます。

お客さんの言葉から要望を読み取り、適切なポーションを作成
制限時間はないのでゆっくり作成できますが、ニーズに合っていなければ購入してもらえません

そのため、お客さんがどんなポーションを求めているかをしっかり把握するのが重要です。
特に序盤はどんな種類のポーションがあるかもわからないので、「客の求めているものが今作れるのか、それともまだ作成したことがないポーションなのか…?」と判断に迷います。

予めいろんなルートを試してポーションマップの全体像を把握しておくと判断しやすいです。
いわばポーションの研究ですね。

また販売時は「左右に動く矢印をタイミング良くクリックする」ミニゲームで価格の交渉ができます。
上手くいけば高値で売りつけることができますが、当然失敗すれば売値は安くなってしまうので注意が必要。

まとめ

錬金術士シミュレーターというとどんなゲームかわからないですが、実際は「ポーション作成パズル」と思っていただくのが良さそうです。

最適な組み合わせを探すのは楽しいですし、作成手順を保存しておくこともできるので、効率の良い手順が発見できればその後の作業が楽になっていきます。

これまでにあまり見たことのないジャンルなので、ちょっと変わったゲームをプレイしたい方には特におすすめ。

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