【レビュー】『The Stanley Parable』メタフィクション・コメディ・アドベンチャー

ゲーム
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知る人ぞ知る名作ゲーム。
アドベンチャーであり、メタフィクションであり、コメディでもある。

ジャンル 一人称視点ADV
ハード Microsoft Windows、OS X、Linux
発売日 2013年10月18日
開発元 Galactic Cafe
発売元 Galactic Cafe
プレイ時間 2,3時間程度

ネタバレなしで紹介をしていきますが、ゲームの性質上、最序盤に関する軽微なネタバレを含みます。
事前情報を全く入れたくない、という方はこのページを閉じてゲームの購入ページを開くことをお勧めします。

どんなゲーム?

主人公のスタンリーは会社勤めのサラリーマン。
毎日モニターに表示される指示に従ってキーボードを叩くのが仕事です。

ある日、いつもと同じようにPCに向かって作業をしていると異変が。
モニターに何も表示されないのです。このままでは仕事ができません。
彼は思い切って事態を調べることに。

ここから物語が始まります。

このゲームには難しい選択肢やアクション要素などはありません。
ゲームオーバーもありません。

スタンリーを操作して、物語を楽しむアドベンチャーゲームです。

ナレーションに従うか、抗うか

このゲームの特徴は、ストーリーを語るナレーションがいること。

ナレーションはスタンリーの状況や行く先を語ります。
例えばこんな風に。

ナレーションに従って進んでいくと、やがて物語は無事にエンディングを迎えます。

ですが、この画像を見てこう思った方もいるはず。

「右の扉に進んだらどうなるの?」

このゲームはまさにそういうゲーム。
ナレーションの導きに従わなくても良いのです。

プレイヤーが右の扉を選ぶとナレーションはこんな風に続けます。

ナレーションに従うも良し、抗うも良し。
このゲームはそんなやり取りを繰り返しながら、どんなストーリーが展開していくのかを楽しむゲームです。

洗練されたメタコメディゲーム

The Stanley Parableはこんなゲーム
  • 平凡なサラリーマン、スタンリーを操作して進んでいくアドベンチャーコメディ。
  • ナレーションが進むべき道を示す。それに従うことも従わないこともできる。
  • ミスやゲームオーバーはない。選択によって変化するナレーションや物語を楽しむ。

たまには少し変わったゲームをやってみたい、という方にはおすすめです。
価格も安めなので、他のゲームの合間に是非。

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