【レビュー】『逆転検事2』 なぜ「シリーズ最高峰のシナリオ」と呼ばれるのか

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カプコンの大人気ゲーム「逆転裁判」シリーズのスピンオフ作品、「逆転検事」の2作目。

シナリオの評価が高く、一部からは「逆転裁判シリーズ最高傑作」とさえ呼ばれています。

一方で、個人的には「最高傑作」と呼ばれている点には疑問が残ります。
もちろん非常に面白かったのですが、シリーズ他作品と比べて抜きん出ているとは感じられず、いつも通り面白かったという印象でした。

何故これほどまでに高い評価を得ているのか、という点を考えつつ、全体的な感想とレビューをしていきます。

ジャンル 推理アドベンチャー
ハード ニンテンドーDS、iOS、Android
発売日 2011年2月3日
開発元 カプコン
発売元 カプコン
プレイ時間 ストーリークリアまで20時間程度

長編シナリオとゲームシステムの組み合わせによる飽き

確かにシナリオは面白かったです。
伏線回収も綺麗だったし、すべての話が繋がっていた点も素晴らしい。
前評判が良かったので期待を持ってプレイしたにもかかわらず、その期待にしっかりと応えてくれる展開でした。

ですが、冒頭に書いた通り、個人的にはシリーズ作品の中で「最高」と呼ぶには至らず。

シナリオの長さ

その理由としてまず思い当たるのは、シナリオの長さ。
特に第3話です。

『受け継がれし逆転』というタイトルのこの話、ストーリー上も非常に重要なのですが、めちゃくちゃ長いです。
2話分の話を1話でやってるくらいの感覚でした。(体感なので、実際どうだったか定かではないですが…)

加えて過去回想ということもあり、これまでとは違う視点の話で、登場人物もこの話だけまるっきり違います。

3話というと、時期的にもちょうど飽きが来るあたり。
引き込まれる要素が少なく、いわゆる中だるみを感じてしまいました。

ゲームシステムによる飽き

また仕方のない部分ですが、ゲームシステムによる影響も強く感じました。

逆転検事は基本ずっと捜査パートなんですよね。
逆転裁判シリーズとの大きな違いがここだと思います。

逆転裁判は裁判パートと捜査パートを交互にプレイするため、プレイヤーもリフレッシュできるのですが、逆転検事はずっと同じシステムで進みます。

ロジックチェスや現場の再現など、システムでメリハリをつけようとはしていたものと思いますが、プレイヤーとしては同じゲームシステムの延長と感じました。

絵面的にもプレイ感的にも抑揚がないため、より飽きを感じやすかったのかもしれません。

盛り上がりに欠けるラスト

個人的に一番引っかかったのはこれかもしれません。

いわゆるラスボスと対峙するシチュエーションが、ちょっと盛り上がりに欠けると感じました。

前作でも思いましたが、やっぱり戦いの場が法廷じゃないので、場所としての盛り上がりが少なかったです。

ラスボスの存在はギリギリまで予想がつかず、ラストの展開には驚きっぱなしだったので、そういう意味ではとても楽しめたのですが、この劇的な展開に対してシチュエーションが薄かった印象です。

シリーズ最高のシナリオと呼ばれる所以 

前項の通り、全編通して面白いと思いつつも、途中で飽きが来てしまったり、イマイチ盛り上がり切れなかったというのが個人的な感想です。

ですが、ファンの間ではシリーズ最高傑作と名高いのも事実。
またそれに頷けるだけの理由が確かにあります。

それは、やはりシナリオのクオリティです。

この『逆転検事2』という作品は全5話から成るお話です。
各話はそれぞれ個別の事件のようですが、実際にはすべて繋がっていて、ラストでしっかりと伏線が回収されます。

とはいえ、それぞれで語られる話をしっかりと理解し、関係性を覚えておかないと付いていけなくなってしまうほどの濃厚なシナリオでした。
なんとなくプレイしていたら、ストーリー上の重要なポイントを見落としてしまっていた…なんてこともありそうです。

そう考えると、一度プレイしただけの私ではうまく理解しきれなかった点も多々あるものと思います。

この作品シリーズが好きで、何度もプレイしているプレイヤーこそ、この『逆転検事2』という作品の深い部分も含めた面白さを理解し、傑作と呼ぶに至ったのではないでしょうか。

まとめ

プレイした感想を中心に、何故傑作と呼ばれるかを考えてみました。

この記事のテーマ上、気になった点ばかりを挙げましたが、最初から最後までとても楽しめた作品です。

キャラクターも魅力的ですし、ストーリーも面白かったですし。
個人的には4話が好きです。

この記事を読んで気になった方は、是非プレイしてみてください。

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