カードゲームって面白いですよね。
小・中学生のころに遊戯王やポケモンカード、マジック・ザ・ギャザリングなどのカードゲームを遊んだことのある方は少なくないと思います。
いろんなカードを集めて、バランスやコンボを考えながらデッキを組む、そしてそれを使って誰かと戦う。
楽しみ方無限大じゃん。一生やってられますわ。
そんなカードゲームも現在ではデジタル化され、だれでも手軽に遊べます。しかもほとんどが基本プレイ無料。
いい時代になったものですが、一つ悩みの種が。
「デジタルカードゲームってたくさんありすぎてどれが面白いのかわからない!」
今回はそんな方々に、本当に面白い、おすすめのDCGを紹介したいと思います。
実際にプレイした感想を交えて面白さのポイントを紹介するので、参考になると思いますよ!
ちなみに、今回紹介するゲームはすべてPCでもスマホでもプレイできます。
ハースストーン(Hearthstone)

デジタルカードゲーム(以下DCG)の中で僕が一番長くプレイしているのが「ハースストーン」。
アメリカのブリザード・エンターテイメントによるDCGです。
リリースは2014年なので、DCG界ではかなりの古株。
特徴
シンプルなルール
ハースストーンの特徴は何と言ってもシンプルなところです。
・手札から場にキャラクターを召喚して戦う。
・アクションできるのは自分のターンだけ。
・カードの効果もシンプルなものが多い。
何度かプレイしてみれば、すぐにルールがつかめると思います。

コストのわかりやすさ
カードゲームというのは基本的に、カードをプレイするためのコストがカードごとに決まっています。
ハースストーンでは支払えるコストの上限がターンごとに増えていくというシステムを採用していて、ターンが進むに連れてより強いカードを出したり、1ターンに複数のカードを出すことができるようになります。
ちなみに他のDCGもほとんどがこれと同じシステムです。
(少なくとも今回紹介するものはすべて同じシステム)
「ヒーロー」システム
もう一つの特徴は、プレイヤーの分身となる「ヒーロー」のシステム。
ハースストーンには現在10人のヒーローがいて、それぞれ使用できるカードが異なります。
ヒーローごとに使えるカードによって、それぞれの戦略に差をつけているわけです。
例えば「メイジ」というヒーローは魔法でダメージを与えるのが得意、
「ウォリアー」は自分自身が武器を持って戦う、などといったように、それぞれ特徴があります。
残念な部分
複雑な戦略を楽しみづらい
シンプルでルールに馴染みやすいのは良いところなのですが、それゆえに複雑な戦略を考える場面があまりなく、そういうのが好きな方には物足りないと思います。
個人的にはシンプルさを崩さずにバランス良くいろんな戦略が楽しめるようにしてくれていると感じますが、この後紹介するDCGと比べると少し見劣りするのは否めません。
グラフィックに派手さがない
この後に紹介するものと比べると演出やグラフィックが地味です。
人によってはこれぐらいでちょうどよいのかもしれませんが、傍から見るとやはり物足りなさを感じると思います。
無料プレイだとカード集めに時間がかかる
これはどのDCGでも同じですが、ハースストーンは特に顕著かもしれません。
というのも、システムがシンプルであるため、デッキの構築が非常に重要になってきます。
「カードを持っていなくて勝てない」という場面がほかのDCGよりも多いため、序盤はカードがないことのもどかしさを感じるでしょう。
個人的おすすめ度
★★★★☆
残念な部分はあるといっても、DCGといえばまずこの「ハースストーン」をやってみてほしい。
僕は今でもプレイしています。
ちなみに、これ以降に紹介するゲームはすべて、基本的なルールはこのハースストーンと同じです。
シャドウバース(Shadowverse)

スマホゲームで有名なCygamesから配信されているDCG。
リリース当初に言われていましたが、システムやルールはほとんどハースストーンと一緒です。
僕はリリース当初かなり熱心にプレイしていたのですが、現在はプレイしていません。
そのため、少し現在のプレイヤーと認識がずれているかもしれませんがご容赦ください。
特徴
「進化」システム
「ハースストーンとほとんど一緒」と言いましたが、差別化はしっかりとしていて、独自のシステムがあります。
それが「進化」システム。
1ゲーム中に数回だけ、場に出ているキャラクターを「進化」させることができます。
「進化」するとステータスが強くなり、カードによっては特殊な効果が発動します。
この「進化」を上手い活用が勝敗を分けることもあり、シャドウバース特有の面白さとなっています。
綺麗なグラフィック
もう一つ、特徴的なのが綺麗なグラフィックです。
ハースストーンは少しアメコミ風のイラストで、日本人からするとあまり馴染みがない絵柄でしたが、シャドウバースは日本のゲームということもあり、日本人受けする絵柄になっています。
美少女やイケメンを見ながらプレイできるというのはそれだけで大きなアドバンテージですよね。

残念な部分
ゲームバランスが悪い時期があった
対戦型ゲームとは切っても切れない問題。それがゲームバランスです。
シャドウバースでは、一時期ゲームバランスが崩壊していた時期がありました。
その時はどんな場面でも場に出すだけで一気に勝ちに近づく強いカードが存在していて、とにかくそのカードを出せばほとんど勝ち、みたいな状況。
他のカードゲームではそういう強い効果を持つカードはマイナス効果がついていたり、対策となるカードが用意されていたりするのですが、当時のシャドウバースではそれもなく、多くのプレイヤーが嘆いていました。
Cygamesはカードゲームの運営歴が浅いため、対応しきれていない部分も原因と言われています。
今は上手くバランスを取っているようですが、やはり少し不安が残るところです。
アニメなどとのコラボが多い
これは人によっては嬉しいことかもしれませんが、世界観が崩れたり、カードバランスの崩壊に繋がるので残念な点として挙げさせていただきます。
アニメ等の作品人気で話題性を集めている様子は、ある種カードゲームとしての面白さに自信がないようにも受け取れてしまいます。
前述した「カードゲームの運営歴が浅い」というところにも繋がっていると感じます。
個人的おすすめ度
★★★☆☆
ゲームとしてはもちろん面白いですが、ハースストーンを長くプレイしていた僕は「じゃあハースストーンやるわ」という感じ。
でもシャドウバースのほうがグラフィック綺麗だし日本での人気も高いので、新規のプレイヤーはハマると思います!
レジェンド・オブ・ルーンテラ(Legends of Runeterra)

2020年5月に正式リリースした、アメリカのRiot GamesによるDCG。
今までのDCGの枠にとらわれない独特なゲームシステムで、既存のDCGプレイヤーからすると目新しくてそれだけで面白いです。
特徴
自分と相手が交互にアクションする
ハースストーンやシャドウバースは自分が攻撃するターンと相手が攻撃するターンが交互に訪れます。
ルーンテラも同じく交互に攻撃ターンが来るのですが、各ターンの中でも自分と相手が交互にアクションをとるのが特徴的。
例えば、自分の攻撃ターンで何かキャラクターを場に出したとします。
そうすると、相手もキャラクターを場に出したり、カードを使用することができます。
この「交互にアクションする」というところが非常に独自性が高く、戦略の幅も広がって面白いポイントです。
相手のアクションに割り込める
紙のカードゲームでは良くあるシステムなのですが、相手がカードを使用した際に、それに対応してこちらもカードを使うことができます。
これがまた戦略の幅を広げるんですよ。
前述の「交互にアクションする」という特徴と合わせると、「カードを使うタイミング」が非常に重要になってきます。
このカードを今使うべきなのか。
今使うと、相手が何か邪魔をしてくるかもしれない。
今使わないと、相手の盤面が整ってしまい、対処できなくなるかもしれない。
そんなことを考えながら毎ターンプレイするのは、まさに対人カードゲームの一番の面白さだといえるでしょう。

残念な部分
DCGにしてはルールが複雑
僕はマジック・ザ・ギャザリングのように少し複雑なルールのカードゲームが好きなのであまり問題ないのですが、ビギナーからすると理解するのに少し時間がかかるのではないかと思います。
上に書いた以外にも、既存のDCGとは異なる独自のルールがたくさんあるので、それを楽しめるか、面倒だと思うかで評価が分かれそうです。
カードの入手に時間がかかる
個人的には面白いな、と思ったポイントなのですが、不評の声を多く聞いたためマイナス点として挙げます。
このゲーム、カードの入手方法が特殊で、プレイするたびに得られる経験値によって獲得できるというRPGのような方式なんです。
課金すればより早く集めることはできますが、1日に獲得できる上限が決まっていたりと制限があるので、人によっては組みたいデッキが組めずにもどかしさを感じるようです。
個人的おすすめ度
★★★★★
有名DCGの中では最もリリースが新しいので、今からでもプレイしやすいです。
出来ることが多い分戦略性が高く、グラフィックも綺麗なので、ゲームとしての満足度は非常に高いです。
ユーザーからの要望も積極的に受けているようなので、これからの改善にも期待できます。
是非プレイしてみてください!
正直この3つはどれも面白いよ
3つのDCGを紹介してきました。
あくまで僕の個人的なレビューになるので、評価に惑わされず気になったものはすべてプレイしてみてください。
記事の体裁上優劣をつけてはいますが、どれも面白いです。
外出がしづらい今だからこそ、家でできる楽しいことをどんどんやっていきましょう!
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