【レビュー】『公衆電話』 シンプルで面白い!3回の電話で難を逃れるフリー脱出ゲーム

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一時期SNS上で流行っていたフリーの脱出ゲーム「公衆電話」。

当時なにがきっかけで流行ってたのかはわからないのですが、Twitterではとても盛り上がっていました。

ゲーム概要

概要を簡単に。

どんなゲーム?

内容はとてもシンプル。

「公衆電話に閉じ込められた主人公が、所持している30円を使って電話をかけて脱出する」というゲームです。

30円しかもっていないというのは、つまり3回しか電話を掛けられないということです。

3回かけても脱出につながらなかった場合はそのままゲームオーバーとなります。

シンプルなつくり

このゲーム、プレイヤーの操作としては

  • 電話番号を押して電話をかける
  • 電話先の相手と会話する(会話を読む)

この二つだけです。

特に難しい操作もないですし、話を読むだけなので誰でもプレイできます。

プレイ時間

ゲームクリアまでの所要時間はだいたい1時間ぐらいです。

手軽に始められてサクッと終わる、良いゲームでした。

ゲーム感想

ゲームをプレイした感想や考察など。

プレイヤーの経験が主人公を導く

このゲームは電話先で「どこにかけるべきなのか」についてヒントが得られます。

ただし、冒頭で書いた通り、3回しか電話がかけられません。

3回目に電話を掛けた先でヒントを得られても、主人公はなすすべなくゲームオーバーとなってしまいます。

しかし、このゲームを遊んでいるプレイヤーには情報が蓄積されていきます

プレイヤー自身がそのヒントを記憶し、次のプレイ時に新たな番号へと電話をかけるのです。

そうすることで、主人公は脱出へと近づいていくわけです。

このシステムは、シンプルながらもゲームとして面白いなぁと思いました。

「第4の壁を越える」のとは少し違うかもしれませんが、プレイヤー自身の経験がカギとなるという意味では、通常のゲームの枠を超えた体験といえるかもしれません。

「Mother2」のラスボス戦とか「DDLC」の演出に通ずるところもあるように思います。

シンプルだけどしっかりしたストーリー

ただ電話をかけて話を聞くだけのゲームですが、ちゃんとストーリーがありますし、エンディングもあります。

内容的にも共感できるところ、考えさせられるところがあり、ただのミニゲーム的な枠に収まらず、物語としても面白いゲームになっています。

まとめ

なぜあんなに爆発的に流行っていたのかはやっぱりわからないのですが、ゲームとしてはとても満足できるものでした。

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