名作TPS「The Last of Us」感想レビュー ゾンビが蔓延る世界で生きる人々の強さ

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2020年に「The Last of Us Part2」が発売されるというニュースを見て、「名作と呼ばれるゲームだけどそういえばプレイしてなかったな」と思っていた矢先、2019年10月のPSPlus特典のディスカウントによりまさかの100円になっていたので、即購入。

クリアした感想を書きたいと思います。

このゲームで何が描かれているか、そしてプレイヤーとして自分は何を感じたか、を中心に書いていきます。

ネタバレありなので注意!

他のゾンビホラーゲームとの違い

ウィルスによって人間がゾンビ化した世界。

主人公のジョエルは、ウィルスに耐性を持つ少女エリーを「ファイアフライ」という組織に送り届ける任務を受ける。
荒廃した世界を彼女とともに歩むうちに、二人の間には絆が生まれていく…

ストーリーの大筋はそんな感じ。

ゾンビホラーというとバイオハザードやサイコブレイクなどが思い浮かぶ僕ですが、これらの作品とこの「ラストオブアス」は少し毛色が異なります。

ジャンルで言えば、バイオやサイコブレイクは迫りくるゾンビを掻い潜りながら先に進んでいくアクションであるのに対し。このゲームはゾンビが蔓延する世界で描かれるヒューマンドラマなのです。

世界観や雰囲気としては、人気の海外ドラマ「ウォーキング・デッド」に近いと言われます。

ゾンビたちに立ち向かったりどこかから脱出したりというわかりやすいエンタメ寄りの展開ではなく、世界で生きる人間がストーリーのメインであり、「この世界で生きる彼らは何を思うのか」という心情の部分や、人同士のつながり、対立に焦点が当てられています。

「何のために生きるのか」「何が希望となるのか」などは、平和な現代に生きる我々にも無関係ではない問題提起ですね。

ラストシーンの意味

いろいろな方によって考察されつくしていると思いますが、このゲームが評価されている大きな要因の一つはラストシーンのジョエルとエリーのやり取りですよね。

このシーンのやるせなさにこの物語の多くが集約されているように思います。

エリーのことを想うジョエル。

ジョエルのことを信頼するエリー。

お互いがお互いのことを考えているはずなのに、すれ違ってしまう。

物語の終盤、医療施設でジョエルは大きな決断をしました。

ウィルスによって崩壊した世界を救うことよりも、一人の少女の命を救うことを選んだのです。

これは多くの人の想いを裏切る行為でもあり、ジョエルにとっては本当に大きな決断であったと推察できますが、彼は後悔していないでしょう。

それだけ、彼にとってエリーの存在がかけがえのないものになっていたわけです。

ではエリーはというと、ジョエルとは違う見方をしていました。

自分の命で世界を救えるならそれで良いと思えるだけの覚悟があったでしょうし、ジョエルならその決断を受け入れると信じていたと思います。

他にも抗体を持った人間がいるなどという見え透いた嘘なんて、ジョエルの口から聞きたくなかったでしょう。

ジョエルの決断に対して、真っ向から対立しているエリー。

人の選択に正解などありません。

二人はそれぞれの正義に基づいて選択をし、結果として対立した。

それだけのことなのに、どこかやるせない。

余韻を残して先の展開をプレイヤーにゆだねる、とても奥深いエンディングでした。

Part2への繋がり

ラストシーンのセリフは意味深で含みが多いため、断言はできません。

ラストのエリーの腕を見ると、ウィルスに抗体があるのではなく、進行が遅いだけのようですし、本当に人類を救えると思っていたかは微妙です…。

製作者もプレイヤーに解釈をゆだねているようですので、あくまで僕の個人的な意見になります。

ですが、僕がこのゲームから感じていた「何のために生きるのか」「何が希望となるのか」といったテーマがこのラストのやり取りに詰まっていて、本当に言葉にできないぐらい良い体験ができました。

The Last of Usの物語はここで終わりですが、2020年にはPart2が発売されます。

現在公開されているPVを見ると、期待が膨らみますね。

ひとまずわかっている中で重要そうなのは、

  • 5年後が舞台
  • エリーが主人公
  • ジョエルも登場する

こんなところ。

個人的にはジョエルが登場するのがわかり、うれしい気持ちでいっぱいです。

Part2でどのような物語が描かれるのか、現時点ではまだ想像するしかない部分がほとんどですが、これは期待せずにはいられない…!

The Last of Us。

これは本当に名作です。

プレイヤーからの高評価の理由を、身をもって理解しました。

ゲームとしてもさることながら、一つの映像作品としてプレイヤーの心に「なにか」を残し、考えさせるこのThe Last of Usという作品は、最近話題のマーティン・スコセッシ監督が言う映画の定義にも違わず、人の心を動かす名作であると言えるでしょう。

Part2は2020年5月に発売予定!本当に楽しみです!

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