ゲーム「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」感想 ティム・バートン映画のような不思議な世界

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PSStoreでちょくちょく見かけるたびに、気になってはいたんですよね。

2019年4月のPS Plusフリープレイとなっていたので、実際にプレイしてみました。

あらすじ

『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』は、ワシントン州のとある一族に関する奇妙な物語集。
プレイヤーは一族の血を引くエディスとして、フィンチ家の風変わりな屋敷を舞台に家族の軌跡をたどりながら、なぜ彼女が最後一人の生存者なのか謎を解こうとする。遠い昔から現在に至る追憶…それぞれのストーリーを見つけるたび、その家族の命が尽きた日の人生を体験していく。
ゲームプレイもストーリーの調子も、フィンチ家一族のメンバーと同様にさまざま。
共通しているのは、各人物の体験が一人称視点でプレイされることと、それぞれの物語が死で終わる点だけ。

PSStore「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」紹介ページより引用

フィンチ家の人々の死を描いた短編集

物語は少年が船に乗っているところから始まります。

少年が手にする手紙。それは、フィンチ家の生き残りエディスからの手紙でした。

エディスは「なぜ自分だけを残してすべてのフィンチ家の人間が消えてしまったのか」を探るため、かつて自分の済んでいたフィンチ家の屋敷を調査することにしたのです。

物語は入れ子構造になっていて、少年が読む手紙からエディスの視点へ、エディスが読む日記からフィンチ家の人々の視点へと移っていきます。

そのようにして視点を変えながら、彼らがどのような最期だったのかを少しずつ知っていくのです。
それぞれの人物のストーリーは短めで、心地よいテンポで読み進めることができます。

不思議な世界感で進んでいくこのゲームの雰囲気は、ティム・バートンの映画に似ていますね。
あの映画の世界観が好きな方なら、確実に楽しめると思います。

秀逸なストーリーテリング

もう一つ、特徴的なのがそのストーリーテリングの手法です。

始めは1人称視点で探索していくオーソドックスなアドベンチャー形式ですが、別のエリアではコミックスを読み進めるような形式で進んでいきます。
またある時はカメラのファインダーを通して進めることになったりと、それぞれのキャラクターに合わせたストーリーテリングの方式を使っています。

単調でありながらも飽きずに楽しめるのは、この手法であるが故のことでしょう。

自分で操作することによる没入感

1人称視点のゲームには臨場感があります。これはプレイしたことがある方ならわかると思います。ホラーゲームなんかだと特に顕著。

このゲームはホラーゲームではないのですが、やはり1人称であることによる作品への没入感がすごいです。

先ほど説明した様々な形式でのストーリーテリングと相まって、一度乗ってくると一気に最後までプレイしてしまいます。

すっきりとしたエンディング

変に謎を残さずに、すっきりとエンディングを迎える。 それでいて、考察の余地は残しているところがいいですね。

個人的な感想ですが、プレイした後にもやもやした気持ちが残らず、スッと受け入れることのできるエンディングでした。

後味の悪いバッドエンドがあまり好きではないので、そうでなかっただけでかなり評価高いです。

サクッとプレイできる良質な短編アドベンチャー

2,3時間程度でクリアできますし、映画を見るような感覚で読み進められます。

プレイ時間がこうして短めにまとまっているのはよい点です。

「ゲームをやる」というよりも「ストーリーを読む」というのに近いですが、自分で操作しながらストーリーを追っていく感覚は、ただ映画を見るのとはまた違って臨場感があります。

興味のある方はぜひプレイしてみてください。

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