1999年にPlayStation用ソフトとして発売された「バイオハザード3 LAST ESCAPE」のリメイク作品。
始めに言っておきますが、僕はリメイク元となったバイオ3は未プレイです。
なので旧作をプレイ済みの方とは感想が異なるかもしれませんが、むしろそこをこの記事の売りとしたい。
何故なら、バイオRE:3の感想書いてる方はやっぱり旧作もプレイしている古くからのバイオファンが多いからです。
ですが僕のように旧作未プレイの人間の感想を必要としている人もいるはず。
そう信じてキーボードを叩きます。
この記事では「ストーリー」と「ホラー要素」について大きく分けて感想を書いていきます。
最後にはこのゲームに向いてる人、向いてない人をまとめますので、「バイオRE:3を買おうか迷ってる」という人はぜひ参考にしてくださいね。
短めのストーリーは賛否両論
ストーリーをクリアし終えてまず感じるのは、やはりシナリオの短さ。
僕自身のクリアまでのプレイ時間は、初見で6時間程度でした。
巷でよく言われていますが、プレイ時間からわかるようにボリュームがあるとは言い難いです。
ただ、これは個人的にはさほど悪い点ではなく、むしろ見方によっては良かったのではないかと思います。
というのも、僕はホラーがめちゃくちゃ得意というわけではないので、あまり長すぎると疲れてしまったり途中で飽きてしまうんですよね。
プレイ中に時間が空いてしまうと、「どんな話だったっけな…」となりがちなので、サクッと初めてサクッと終わる今作はむしろありがたかったです。
逆にバイオにボリュームを求めている方はかなりがっかりすると思います。
ほんとにすぐ終わる。「え、これで終わり?」ってなります確実に。
前作のRE:2をプレイしたことのある方は、「レオン表をクリアするよりも短い」と考えていただけるとイメージしやすいです。
しかも今のところ、今までのバイオにあったような追加コンテンツもないんですよね。
もしかしたら今後DLCとして配信される可能性もあるので、望みがないわけではないですが、これまでの公式の動きを見ていると、セットで収録されている「バイオハザード レジスタンス」の方に力を入れているようにも思えるので、何とも言えませんね…。
ホラーゲームとしての評価
バイオの魅力といえば、やはりホラー要素。
不気味な場所を、いつ現れるかわからないゾンビに怯えながら進んでいくスリルこそ、バイオシリーズが長く愛される理由の一つです。
では、今作はどうなのか。
結論から言いますと、ホラー要素は薄いです。
もっと言うと、正直ほとんど怖くないです。
バイオRE:3のストーリーはほとんどが追跡者からの逃走劇、そして追跡者とのド派手なバトルなんですよ。
「バイオRE:2はちゃんとホラーに寄せてたじゃん!どうしたの!」と思ったのですが、確かに追跡者との戦いをストーリーのメインに置くとどうしてもアクション要素が強くなっちゃいますよね。
だからホラーをそこそこにしてアクションに振り切ったのは仕方のないことかもしれません。
これまでのバイオはホラー映画のような怖さや緊張感がありましたが、今作はどちらかというとちょっとホラーテイストのアクション映画でした。
実写映画のバイオハザード(1作目)を見たときの感覚に近いです。
あの映画を見て「面白い!」と思った人なら楽しめるし、「コレジャナイ…」と思った方はちょっと楽しめないかもしれませんね。
バイオRE:3はどんな人に向いてるの?
つらつらと感想を書いてきましたが、ここまでのことを踏まえてまとめるとこんな感じ。
良くも悪くも、バイオシリーズの中ではかなりライトな印象です。ストーリーもゲーム的にも。
とはいえ、面白いか面白くないかでいえば、やっぱり面白いです。
セールなんかで価格が安くなってたりもするので、興味があればぜひプレイしてみてください。


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